WORKS

ハンバーガー

積層ガラス (w250×h250×d200mm) [2021]
歯の矯正を始めたばかりの頃、 口を大きく開けられない、 噛むと激しく痛む、といった問題が私を苦しめた。 矯正中の私はどうしてもハンバーガーを食べたかったが、 その2 点の問題により満足に食べることができなかったため、 そこで成就されなかった食べることへの欲求を作品にした。 具象物としてのハンバーガーは、上下にバンズがあり、 間にひき肉のパティ、レタスやトマト、ピクルスやチーズが層に重なっている。 私は積層ガラスという技法と、層をなしてできているハンバーガーに 共通点があるということに気づき、私自身の欲求と同時に、 そういったモチーフと技法の共通点をこの作品に託した。